少し勉強したことがある方は原価率や人件費率が決まっているなんて固定概念で経営しているかもしれません。
寧ろそういう方が多いと思います。
FLコストは60%に決まってます!なんて思っているんではないでしょうか?
Fとはフードコストの略で食材原価のことです。
Lとはレイバーコストの略で人件費のことです。
例えば、
F30% + L30% = 60%
F40% + L20% = 60%
のように当てはめるのが良いとされているのを鵜呑みにしている方も少なくないはずです。
確かにこの公式が黄金比の時代もありました。
この公式に当てはまって大きく利益を出せる飲食業の経営体も存在します。
売上高 − (原価 + 人件費) = “いくらにするか?”
コレを決めるのが経営者の采配です。
コレぞ経営と言っても良いでしょう。
FLコストなんて言葉を知っていても、実現できなければ絵に描いた餅でしかありませんね。
売価、原価率、人件費率この3つのバランスを良く実現するのがキーになります。
原価コントロールが得意な人や人件費コントロールが得意な人がいて、比重をどこに置くかで経営の組み立てが変わってくるからです。